大切な眠り
もうすぐ11月。少しずつ年末も意識する季節ですね。
年末といえば、流行語大賞。2017年には「睡眠負債」がベストテン入りしました。
『睡眠』について世の中の関心が高まっていることが伺えます。
睡眠負債という言葉は、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、
心身に悪影響を及ぼす恐れのある状態をさします。
「ぐっすり眠りたい!」「朝すっきり目覚めたい!」
…なのに毎日の仕事や家事が忙しくて、眠るのはいつも遅くなり、
おまけに寝る前についつい触ってしまうスマホ…
夜遅くまでのスマホやパソコンなどのLEDディスプレイでブルーライトを浴びる生活は、
体内時計を乱れさせ、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼします。
就寝1時間前にメールチェックを行うのは、
エスプレッソコーヒー2杯分の覚醒効果があるという報告データもあるのです!
寝る前に濃いめのコーヒーを2杯飲むのと同じくらいの覚醒作用があるというのですから驚きます…
寝つきが悪い、眠りが浅いといった「睡眠の質が低下」していると感じている方、
ぜひ今日からスマホやパソコンなどを触る時間を寝る1時間前までにしてみてください。
寝る1時間前に38℃〜40℃位のぬるめのお風呂にゆっくり入るのも効果的です。
また、眠気を促す食べ物には、枝豆、アメリカンチェリー、さつまいも、バナナなどもあるんですよ。
積極的に摂取していきたいですね。
質の良い眠りには、ヘッドマッサージもお勧めです。
頭皮の筋肉のコリをほぐし、自律神経のツボを丁寧に刺激することで、脳疲労が解消し、
自律神経が整っていきます。
丁寧なマッサージは愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが、
お客様にもセラピストにも双方に分泌されるんです。
そして心地良いマッサージやリラックスしながらの会話などは、
自律神経を整えるホルモン「セロトニン」を分泌させます。
昼間に分泌されたセロトニンは、夜にはセロトニンを材料にして「メラトニン」になり…
このメラトニンが睡眠ホルモンとも呼ばれ、入眠を促す作用があります。
セロトニンの分泌が十分だと、その分メラトニンもスムーズに生成されて快眠につながります。
眠りの不安のある方は生活リズムや食事を意識しながら定期的なヘッドマッサージで自律神経を整え、快眠習慣を身に付けていきませんか?